
札幌・旭川エリアでレーシックやICL治療を受けられるクリニックや眼科は、JR札幌駅や地下鉄さっぽろ駅、大通駅、すすきの駅周辺に多く集まっています。
視力矯正手術に関心はあるものの、眼の手術だけに不安を抱えている人も多いでしょう。
当記事では札幌・旭川でレーシックやICL手術を受けられるクリニック選びのポイント、費用の相場、リスクやデメリットについて詳しく解説しています。
そのうえで安心して治療を任せられるクリニックや眼科を紹介しています。札幌で視力矯正治療を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
レーシックやICLの治療を受ける際には、クリニックや医師の実績、導入されている機器や術前検査、アフターケアなど、いくつかチェックしておきたい項目があります。
納得して手術を受けられるように、クリニック選びのポイントを抑えておきましょう。
レーシックやICL手術を受ける際のクリニック選びで一番重要なのが、医師のスキルや経験値の高さです。
いずれも繊細な技術力と専門知識が必要な手術です。そのため、実績豊富な医師が存在するクリニックを選びましょう。
またクリニックの診療実績や症例数の多さもチェックしておきましょう。実績が多いからといって絶対に安全とは言い切れませんが、症例数が多いほどリスクが少ないとも考えられます。
クリニックの実績については公式サイトに掲載されていることが多いため、確認してみましょう。
レーシックもICLも手術だけでは終わりません。術後は感染症予防や経過観察のため、定期検診に通院する必要があります。術前のカウンセリングや術後のアフターケアが充実しているクリニックを選んでください。
初めての手術で不安を抱えている人も多いでしょう。どのような処置をするのか?カウンセリング時に検査や手術内容について、わかりやすく説明してくれるクリニックなら安心できるでしょう。
場合によっては再手術が必要となるケースや、感染症にかかってしまうリスクもあります。そのような場合の保証制度が設けられているかどうかも確認しておきましょう。
レーシックやICL手術の後は感染症リスクが高まります。そのため、手術を受けるクリニックで衛生管理が徹底されていることも必須です。
患者に直接触れるものは使い捨てにするなど、感染症対策が万全なクリニックを選んでください。公式サイトへの記載がなければ、カウンセリング等で確認しておきましょう。
レーシックやICL手術を受けるにあたって気になるのが費用です。いずれも自由診療となり、クリニックによって料金設定が異なります。
手術費はもちろん、検査やアフターケアに至るまで、トータルどれくらいかかるのかを確認しましょう。
費用が安く感じても定期検診や薬代が含まれていない場合は、思っている以上にコストがかさむことも。まずは費用の相場を把握し、無理なく支払いできるクリニックを選んでください。
まとまった金額を用意できない場合は、医療ローンで分割払いに対応しているクリニックがおすすめです。
レーシックやICLは術前の適応検査や術後の定期検診で何度も通院する必要があります。そのため通いやすさを重視し、自宅や勤務先から近いクリニックを選んでください。
また、手術の経過によっては車の運転ができない可能性もあるため、公共交通機関で通えるクリニックだと安心できるでしょう。
レーシックやICLに対応しているクリニックの中には、モニターを募集しているところもあります。
札幌では品川近視クリニックで老眼対応のレーシックのモニターを募集しています。
ただし札幌院は現在、適応検査のみに対応。実際にモニターとして治療できるのは東京院のみです。今後、札幌院でもモニターを募集する可能性もあるためチェックしておきましょう。
モニターの募集要項は以下のとおりです。
札幌で適応検査を無料で受けられるのは品川近視クリニックです。
適応検査を受けたからといって、必ずしも手術する必要はありません。クリニックの雰囲気や医師・スタッフとの相性を見極めるためにも、気軽に来院してみてください。
札幌・旭川エリアには、レーシックやICL手術に対応しているクリニックや眼科が複数あります。
ここからは実績が豊富で安心して視力矯正手術を任せられる医療機関を紹介します。
品川近視クリニックでは、遠方に住んでいる場合でも治療を受けられるように、交通費補助制度を設けています。対象となる条件を満たせば、最大1万円の交通費を支給してもらえます。
レーシック手術前には、眼の先天性遺伝子疾患を見つけるアベリーノユニバーサルテストという検査を実施。リスクを回避するため重要な検査が無料で受けられるメリットがあります。
品川近視クリニックは、ICL治療を開始して10年以上。ライセンスを取得した認定医が手術を担当するから安心です。また、保証期間が設けられているなど、アフターケアも充実しています。
治療内容について詳しく知りたい場合は、無料カウンセリングに申し込んでみましょう。
【手術料金】
スタンダードレーシック | 75,000円 |
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品川イントラレーシックアドバンス158,000 | 158,000円 |
スタンダードZレーシック | 220,000円 |
クリスタルZレーシック | 250,000円 |
アマリス750レーシック | 320,000円 |
Lext(レクスト) | 349,000円 |
ICL(眼内コンタクトレンズ) | 460,000円~ |
フェイキックIOL | 590,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | 品川近視クリニック 札幌院 |
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所在地 | 〒060-0003 北海道札幌市中央区北4条西5丁目1 アスティ45ビル 2F |
診察時間 | 10:00~20:00 |
休診日 | 水曜日 |
【googlemap】
>>公式サイトはこちら
昭和17年開院で地域密着型の眼科として歴史の長い江口眼科病院。江口院長は手術経験が豊富で、約5万件の治療実績を誇ります。
レーシック治療では、ウェーブフロントレーシックという1人ひとりに合わせたオーダーメイドのレーザー照射に対応。
眼の状態に合わせて治療してもらえるため、通常のレーシックと比べて見え方の質が高いのが特徴です。
高齢者や交通手段のない人でも受診できるように、送迎バスも完備しています。
【手術料金】
ウェーブフロントレーシック | 300,000円 |
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【クリニック情報】
クリニック名 | 江口眼科病院 |
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所在地 | 〒040-0053 北海道函館市末広町7−13 |
診察時間 |
月曜日 8時00分~16時30分 |
休診日 | 日 |
【googlemap】
吉田眼科病院では、エキシマレーザーによって角膜の表面を照射するPRK法のほか、角膜内部を照射するレーシックを採用。
その他に従来のレーシックに比べてクオリティーの高い仕上がりになる「iLASIK」という手術にも対応しています。
手術当日は車の運転ができないため、利用者向けに無料送迎バスを運行しています。最寄り駅までのアクセスが難しい場合は、予約制で自宅までの送迎バスの利用が可能。
遠方から来院する場合は交通費割引10,000円が適用されるなど、きめ細かな配慮が行き届いた、アットホームなクリニックです。
【手術料金】
iLASIK 片眼 | 160,000円 |
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iLASIK 両眼 | 250,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | 吉田眼科病院 |
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所在地 | 〒041-0851 北海道函館市本通2丁目31−8 吉田眼科病院(玄心会) |
診察時間 |
月曜日 9時00分~18時00分 |
休診日 | 日 |
【googlemap】
旭川医科大学病院では、2000年8月から国立大学で初のレーシック手術の装置を導入。15年以上の治療実績があり、質の高い診断や治療が期待できます。
中度までの近視の場合、95%以上の人が1.0以上の視力回復に成功しています。
レーシック以外に、糖尿病外来、黄斑外来、未熟児網膜症外来、緑内障外来、角膜・涙道外来、エキシマレーザー外来、眼循環外来、ロービジョン外来など、さまざまな専門外来を設けています。
【手術料金】
詳細については直接クリニックへ問い合わせてください。
【クリニック情報】
クリニック名 | 旭川医科大学病院眼科 |
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所在地 | 〒078-8802 北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1−1 |
診察時間 | 要問合せ |
休診日 | 要問合せ |
【googlemap】
中央メディカルクリニックでは、レーシック手術以外に産科・婦人科・美容外科・外科など、あらゆる診療科目に対応しています。
術前の無料カウンセリングや術後6ヶ月間の無料定期検診などのケアが充実。レーシックの術式には、夜間の見え方を改善する「ウェーブフロントレーシック」という新技術を導入しています。
地下鉄「大通駅」から徒歩2分と好立地で、公共交通機関でのアクセスも良好です。
レーシック手術には、手術費以外に別途3,000円の検査代がかかります。
【手術料金】
レーシック手術 | 380,000円 |
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【クリニック情報】
クリニック名 | 中央メディカルクリニック |
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所在地 | 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西5丁目 大五ビルヂング 1階 |
診察時間 |
月曜日 10時00分~15時00分 |
休診日 | 水・日 |
【googlemap】
札幌市営地下鉄東西線「発寒南駅」より徒歩5分の場所にある札幌せきや眼科。院長はICL手術実勢が豊富。
最新の医療機器を導入し、常に技術力の向上を目指すことで、リスクの少ないICL治療に努めています。
院内をクリアな環境に整え、感染症予防対策も万全。患者の立場に立った安心できる治療やアドバイスに定評あり。WEB予約することで待ち時間の短縮が可能です。
ICL手術には別途5,000円の検査代がかかります。
【手術料金】
ICL 乱視なし | 700,000円 |
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ICL 乱視あり | 800,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | 札幌せきや眼科 |
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所在地 | 〒063-0061 北海道札幌市西区西町北8丁目1−8 |
診察時間 |
月曜日 9時00分~11時30分14時00分~16時30分 |
休診日 | 木・金・土・日 |
【googlemap】
遠軽やまぐち眼科クリニックでは、大学病院で治療実績を積んだ山口院長がICL手術の執刀医となります。
JR遠軽駅から徒歩6分の場所にあり、紋別郡でICL治療を受けられる唯一のクリニックです。
土曜日の午前も診察可。火曜日と水曜日の午後に手術を行っています。手術費とは別に適応検査代の3,300円がかかります。
【手術料金】
ICL 乱視なし 片眼 | 330,000円 |
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ICL 乱視なし 両眼 | 660,000円 |
ICL 乱視あり 片眼 | 385,000円 |
ICL 乱視あり 両眼 | 770,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | 遠軽やまぐち眼科クリニック |
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所在地 | 〒099-0416 北海道紋別郡遠軽町大通南2丁目2−16 |
診察時間 |
月曜日 8時30分~11時30分 14時30分~17時30分 |
休診日 | 日 |
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日帰りでの白内障手術の実績が豊富な札幌かとう眼科。ICLのほか、オルソケラトロジーや多焦点眼内レンズ、乱視矯正眼内レンズなど、さまざまな治療に対応しています。
ICLについては、合併症などのリスクについても公式サイトに記載があます。メリットだけではなくデメリットの説明がある点は信頼できるポイントでしょう。
希望者には術後の無料送迎も行うなど、患者目線に立った温かみのある診療に定評があります。
手術費には術後3ヶ月の検診代も含まれています。術前の検査代として別途5,000円かかります。
【手術料金】
ICL 乱視なし 片眼 | 330,000円 |
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ICL 乱視なし 両眼 | 660,000円 |
ICL 乱視あり 片眼 | 385,000円 |
ICL 乱視あり 両眼 | 770,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | 札幌かとう眼科 |
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所在地 | 〒065-0030 北海道札幌市東区北30条東16丁目1−7 |
診察時間 |
月曜日 9時00分~11時00分 14時30分~17時00分 |
休診日 | 日 |
【googlemap】
いずみ眼科は旭川市にある地域密着型の眼科で、院長の泉先生は白内障手術の経験が豊富。同じく角膜切開によるICL手術にも定評があります。
ICL手術は自衛官・警察官・消防士・学生に割引が適用されます。まとまった金額を用意できない場合には、医療ローンによる分割払いが可能です。
完全予約制ではありませんが、事前にWEB予約することで待ち時間を短縮できるでしょう。
手術費には前後の検査代および薬代が含まれています。適応検査には別途3,300円が必要です。乱視用レンズを使用した場合でも料金は変わりません。
【手術料金】
ICL 片眼 | 330,000円 |
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ICL 両眼 | 660,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | いずみ眼科 |
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所在地 | 〒071-8131 北海道旭川市末広1条1丁目3−1 |
診察時間 |
月曜日 9時00分~12時00分 |
休診日 | 日 |
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JR白石駅から徒歩15分の場所にある大橋眼科。最寄り駅から離れていますが、往診や送迎の対応も可能です。
清潔感のある院内は車イスでも無理なく受診できるバリアフリー。マッサージ機を設置するなど、リラックスして治療に通える空間となっています。
ICL手術は認定医が担当。土曜日も診療を行っているため平日の通院が難しい人にもおすすめです。
術前の検査には33,000円かかりますが、手術が確定すれば手術費から差し引いてもらえます。
【手術料金】
ICL 乱視なし 片眼 | 333,000円 |
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ICL 乱視あり 片眼 | 385,000円 |
ICL 遠視あり 片眼 | 396,000円 |
ICL 遠視・乱視あり 片眼 | 440,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | 大橋眼科 |
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所在地 | 〒003-0027 北海道札幌市白石区本通6丁目北1−1 |
診察時間 |
月曜日 9時00分~12時00分14時30分~18時00分 |
休診日 | 日 |
【googlemap】
北海道江別市にある川口眼科クリニックでは、屈折治療においてICLのほかオルソケラトロジーや3焦点眼内レンズを使った手術に対応しています。
WEB予約システムが充実しており、待ち時間や院内の診療順番も確認できるようになっています。
JR野幌駅から徒歩10分。近隣にショッピングセンターもあるため、待ち時間も有意義に過ごせるでしょう。
カウンセリング料として初回5,500円、2回目以降は1,100円かかります。
【手術料金】
ICL 乱視なし 片眼 | 300,000円 |
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ICL 乱視あり 片眼 | 350,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | 川口眼科クリニック |
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所在地 | 〒069-0825 北海道江別市野幌東町54−11 |
診察時間 |
月曜日 9時30分~12時30分14時00分~18時00分 |
休診日 | 日 |
【googlemap】
旭川市にあるたかみや眼科は、厚生労働省の先進医療認定施設で、ICL認定医が在籍する眼科です。
白と木目を基調とした清潔感ある院内で、待合室は吹き抜けがあり、明るくリラックスできる空間となっています。
神楽岡駅向かいにあるため、公共交通機関でのアクセスが良好。駐車場も21台分完備されているため、車での通院も可能です。手術日は水曜日と金曜日の午後となっています。
【手術料金】
ICLの料金は公式サイトに記載がないため、詳細はクリニックへ直接問い合わせてください。
【クリニック情報】
クリニック名 | たかみや眼科 |
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所在地 | 〒070-8005 北海道旭川市神楽5条14丁目1−6 |
診察時間 |
月曜日 9時00分~12時00分14時00分~17時00分 |
休診日 | 日 |
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江別こばやし眼科は札幌医大眼科の連携医院に指定されている眼科で、ICLのほかオルソケラトロジーにも対応しています。
検査は国家資格のある看護師や視能訓練士が対応。ICL手術は認定医の院長が担当します。
手術費には術後の検査代や診察代、薬代が含まれています。初期検査費用として別途5,500円が必要です。
アクセスは中央バス「2番通4丁目」下車すぐ。専用駐車場21台分が完備されているため、車での通院も可能です。
【手術料金】
ICL 乱視なし 両眼 | 660,000円 |
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ICL 乱視あり 両眼 | 770,000円 |
【クリニック情報】
クリニック名 | 江別こばやし眼科 |
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所在地 | 〒067-0031 北海道江別市元町27−2 |
診察時間 |
月曜日9時00分~12時00分 14時00分~18時00分 |
休診日 | 日 |
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スワンアイクリニックは大通駅15番出口直結でアクセスは抜群。眼科一般や緑内障・白内障、結膜炎など、さまざまな治療を行っています。
屈折矯正治療としてオルソケラトロジーにも対応。札幌かとう眼科との提携で、視力矯正治療に力を入れています。
祝日は休診ですが、土日は診療を行っているため、平日の通院が難しい人でも無理なく通院できるでしょう。
【手術料金】
公式サイトには料金の記載がないため、詳細はクリニックへ直接問い合わせてください。
【クリニック情報】
クリニック名 | スワンアイクリニック |
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所在地 | 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西3丁目11 北洋ビル 1F |
診察時間 |
月曜日 10時00分~13時00分15時00分~19時00分 |
休診日 | 水 |
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視力矯正治療で代表的なレーシックとICL。レーシックはエキシマレーザーで角膜のカーブを変えることで視力を回復させる手術です。
それに対してICLは虹彩と水晶体の間に眼内レンズをインプラントすることで視力を回復させる手術です。
それぞれの特徴をみていきましょう。
レーシックとは、眼の表面の角膜をエキシマレーザーで削り、角膜の形状を変えることで視力を矯正する手術です。
角膜の表面にフラップという蓋のようなものを作ることで術後の傷から目を守ります。痛みが少なく、術後間もなく視力回復するのが特徴です。
ICLとは、水晶体を残したまま眼内にレンズをインプラントする視力矯正手術です。レーシックと違って角膜を削らなくて済むため、近視が強い人や角膜が薄い人でも治療できます。
眼の中に挿入したレンズはメンテナンス不要で、長期的に透明な状態を維持できます。また、一度回復した視力も長期間安定するのが特徴です。
レーシックやICLは保険適用外の自由診療のため、眼科・クリニックごとに料金設定が異なります。
札幌でレーシックやICLを受けるにあたって、まずは費用の相場を知っておきましょう。
極端に安い医療機関は、手術前後のケアやフォローが不十分な可能性もあるため注意してください。
札幌のレーシックは25~35万円が相場です。
クリニックによって、手術費に術後の定期検診や薬代が含まれているところもあります。レーシックは手術だけでは終わりません。術後のケアも含めてトータルでかかる費用を把握することが大切です。
札幌のICLは60~80万円が相場です。レーシックもICLも保険適用外の治療で費用が高額になりがち。
視力に合わせてレンズをオーダーメイドすることや、ライセンスを取得した認定医のみが執刀できることから、ICLは特に費用が高くなるのが特徴です。
ただし、コンタクトレンズやケア用品を生涯買い続けることを考えると、トータル的に安く済むとも考えられます。
レーシックやICLにはメリットだけではなく、デメリットやリスクもあります。
いいことばかりではなく、万が一のリスクについても理解しておく必要があります。
それぞれのリスクやデメリットについてみていきましょう。
視力矯正手術として知名度の高いレーシックですが、一度手術すると元の状態に戻せないなど、いくつかのデメリットがあります。
具体的にみていきましょう。
角膜の復元ができない
レーシックはレーザー照射で角膜を削ることで視力を回復させます。一度削った角膜を元に戻すことはできません。
術後、見え方に違和感があるなど、不都合が生じた場合に角膜に厚みが残っていれば再手術することはできますが、できないケースもあります。
術前の適応検査で入念なシミュレーションが行われるため、再手術の必要性は極めて低いといえますが、リスクがないとは言い切れません。
角膜が変形する
強度の近視で角膜を削る量が多いと、術後に角膜が薄くなった部分が変形する恐れがあります。
角膜がいびつな形に変形すると視力が低下することも。この場合は手術で治療できないため、ハードコンタクトレンズを用いて視力を補正しなくてはいけません。
ハローグレア現象が起こる
レーシックの術後、夜間に光を眩しく感じたり、見えづらくなるハローグレア現象が起こる可能性があります。
ハローグレアは時間の経過とともに改善されることがほとんどですが、長引く場合は医師に相談しましょう。
ドライアイ
レーシック手術ではフラップという蓋のようなものを作るため、角膜の知覚神経が一時的にシャットダウンされます。その影響で、術後にドライアイの症状が出る可能性があります。
ハローグレアと同様に、時間の経過とともに改善されますが、長引く場合は医師に相談してください。
視力が再度低下することがある
レーシックの手術を受けても、時間が経過すると再度視力が低下してしまう可能性があります。
「屈折矯正効果の戻り」と言われるもので、再びレーザーを照射することで視力回復が見込めます。ただし、角膜に厚みがない場合や矯正する度数によっては再手術できない場合もあります。
眼圧測定が正確にできなくなる
レーシック手術によって角膜が薄くなり、眼圧測定値が低めに出るなど、正確な眼圧測定ができなくなる可能性があります。
40歳以上に多く見られる緑内障の症状ですが、眼圧検査が正常に行われないことで病気を見落としてしまうリスクもあります。
ICLでは眼内手術特有の感染症のリスクや、将来的に白内障や緑内障を発症するリスクが高まります。
具体的なデメリットについてみていきましょう。
費用が高額になる
レーシックもICLも保険適用外の治療となるため、費用が高額になります。
ICLはライセンスを取得した認定医のみが執刀できるうえに、レンズがオーダーメイドになるため、レーシックと比較して更に高額になります。
レンズを準備できるまでに時間がかかる
1人ひとりの度数に合わせてレンズをオーダーメイドするため、手術できるまでに準備期間が必要です。
早ければ1ヶ月程度で準備できますが、海外から取り寄せになる場合は、更に待期期間が長くなります。
ハローグレア現象が起こる可能性がある
レーシックと同じく、ICLの術後も夜間の見えづらさや、光が眩しく見えるハローグレア現象が起こる可能性があります。
ICLで用いる眼内コンタクトレンズは、ハローグレアが抑制される構成となっています。そのため視力が安定すれば、症状が治まることがほとんどです。
術後のケアの重要性と感染症のリスク
ICLは眼内手術となるため、術後のケアが重要です。そのため経過観察のための定期検診が欠かせません。
また、眼内手術特有の感染症リスクも生じます。発症率は3000分の1とごく稀ですが、感染症はもっとも深刻な合併症だと言えるでしょう。
白内障や緑内障が発症する可能性がある
ICL手術により、白内障や緑内障が発症するリスクが高まります。
特に白内障はレンズと水晶体との距離が重要で、距離が狭いほど発症リスクが高まります。
レーシックやICLには向き不向きがあります。
どちらの視力矯正治療も手術できるかどうか術前に適応検査を行います。眼や全身の健康状態をチェックしたうえで手術の可否を決めることになります。
それぞれ向いている人・不向きな人についてみていきましょう。
レーシックが向いている人
レーシックは日帰り手術が可能です。手術自体は10分~15分程度で終わり、前後のケアを含めても2時間程度で帰宅できます。
個人差がありますが、手術当日から裸眼で生活できることも。拘束時間が少ないため、忙しい人に適した治療だといえるでしょう。
プロのスポーツ先週や、仕事上メガネが邪魔になる人にもおすすめの治療法です。また、ドライアイやアレルギー症状があり、コンタクトレンズが合わない人でも、レーシック手術を受けると裸眼で生活できるようになります。
レーシックが不向きな人
レーシックはレーザー照射し角膜を削るという特性上、角膜が薄い人には不向きです。
手術の際には角膜の厚みを0.4mm以上残す必要があるため、強度の近視で角膜をたくさん削る必要がある人には適していません。角膜を削り過ぎると変形して合併症を引き起こすリスクもあります。
また、緑内障や白内障など眼の疾患や糖尿病など全身疾患がある場合は、医師による慎重な判断が求められることもあります。
ICLが向いている人
ICLは角膜が薄くレーシックが難しい人に適した視力矯正治療です。また、角膜を削る手術に不安のある人にもおすすめ。
ICLは度数の適応範囲が広いのが特徴です。レーシックの適応は-10.0Dまでですが、ICLなら-18.00Dまで矯正できます。
ICLが不向きな人
1年以内に視力が大きく変動している人や、視力が不安定になりがちな妊娠中・授乳中はICL治療ができません。
白内障や緑内障など眼の疾患や、糖尿病などの全身疾患がある人にも不向きです。
また、レンズを入れる前房が極端に狭い人も手術が難しいといえるでしょう。
レーシックやICLは保険適用外となるため手術費が高額になりがちです。
少しでも費用を抑えて安く受けられるコツを紹介します。
レーシックは健康保険が使えない自由診療となるため、クリニックによって費用が異なります。
健康保険は使えませんが、任意で加入する生命保険の手術給付金の対象となるケースがあります。加入している生命保険があれば、内容を確認してみましょう。
レーシックやICLは保険外診療ですが、医療費控除の対象になります。確定申告することで税金の控除を受けることが可能。
医療費控除は世帯ごとの医療費で計算するため、世帯で10万円を超える場合は還付金を受け取ることができます。
レーシックやICLの治療費がわかるように領収書を保管し、期限内に確定申告しましょう。
レーシックとICLを比較して、どちらを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。
結論からいうとリスクが少なく、見え方の質が良いICLがおすすめです。
細かい調整が可能なレーシックは軽い近視には向いていますが、近視が強い人には不向きです。
ICLはレーシックより費用が高額になるため躊躇するかもしれませんが、以下のようなメリットを考えるとICLがおすすめです。
ICLは近視の戻りが少なく、インプラントしたレンズはメンテナンス不要。回復した視力が長期的に維持できるなど、メリットが多い視力矯正治療です。
レーシックやICLで老眼も改善される?
レーシックやICLで老眼は改善されません。
眼の中のレンズである水晶体が老化により硬くなり、見えにくくなるのが老眼です。レーシックやICLは、角膜を削ったり眼内レンズを入れることで視力を矯正するため、老眼そのものを治療することはできません。
ただし、クリニックや眼科によっては、老眼対応の多焦点眼内コンタクトレンズを取り扱っているところもあります。気になる場合は事前にクリニックへ問い合わせてみてください。
レーシックやICLは医療費控除の対象になる?年末調整は?
レーシックやICLは医療費控除の対象となります。
医療費控除には確定申告が必要で、年末調整による対応は不可。使った医療費によっては還付金が10万円を超える場合もあります。
レーシックやICLは医療保険の対象になる?
レーシックやICLは公的な健康保険適用外となるため、医療費は全額自己負担となります。
ただし、任意の生命保険によっては、給付金を受け取ることができる場合も。付加されている特約や保険の種類・加入時期など、条件によって支払い対象となる場合があります。
詳細については、加入している生命保険会社へ問い合わせてみてください。
レーシックやICLの対象年齢は?子どもでも受けられる?
レーシックやICL治療を受けられるのは18歳以上です。18歳未満の子どもの場合、せっかく手術で視力調整しても、近視が進行する可能性があるため手術適用外となります。
対象年齢に上限はありませんが、45歳を過ぎて老眼が出てくると度数調整が必要になる等、通常と対応が異なります。
また、高齢になると眼や体全体の疾患リスクが高まるため、適応検査で引っかかる可能性もあります。
レーシック10年後の後遺症は?
レーシック10年後の後遺症として考えられるのは視力の戻りです。
視力の戻りは、レーシック手術で薄くなった角膜が眼球内圧によって押され、角膜が変形することが原因です。
ただし、アメリカで行われたレーシック術後10年の追跡調査では、90%近くの人が回復した視力を維持できているとの結果が出ています。
ICL術後の禁止事項は?
ICL術後は傷口が塞がっておらず、感染しやすい状態です。できるだけ目に刺激を与えないように、決められたことを守って生活する必要があります。通常通りの生活に戻れるのは約1ヶ月後です。
当日および翌日のデスクワークは控えましょう。肉体労働の復帰タイミングについては医師に相談してください。
当日の車の運転は不可。翌日以降は検診で医師の指示を仰いでください。
肩から下のシャワーは翌日からOK。洗顔や洗髪は4日目以降から可能ですが、目に水が入らないように注意してください。
カラーコンタクトやまつ毛エクステ・まつ毛パーマは1ヶ月検診で異常がなければ可能です。
レーシックとICLどっちが安全?
レーシックは目の表面で行う外眼手術で、ICLは眼球内で行われる内眼手術です。万が一の感染症リスクを考えると、レーシックの方が安全性が高いといえます。
どちらも手術であることに代わりなく、100%安全とは言い切れませんが、失明のリスクは0に近いといっても過言ではないでしょう。
レーシック手術に痛みはある?
レーシック手術の前に点眼麻酔を行うため、痛みを感じることはありません。
目を固定する器具を装着するため、圧迫されているような感覚はあるものの、レーザーが当たる感覚はありません。
手術中、意識はありますが光がぼんやり見える程度で、鮮明に見えないまま手術が終わるでしょう。
レーシックが受けられる視力の度数は?
日本眼科学会のガイドラインによると、-6.00D以上の強度の近視の場合は慎重な対応が必要となります。
-10.00D以上はレーシック手術が禁止されています。また、遠視や乱視の矯正は6.00Dまでと定められています。
レーシック難民とはどういうこと?
レーシック手術を受けたものの、期待していたような結果にならず、術後のアフターケアが不十分で、行き場を失ってしまった人のことをレーシック難民といいます。
術前の適応検査で適切な判断が下されなかったことが原因として考えられます。
レーシック難民を避けるためにも、手術に関する説明やアフターフォローが整ったクリニックや眼科を選ぶことが大切です。
札幌のレーシックやICL手術の費用の相場やリスク・デメリットについて詳しく解説し、おすすめのクリニックや眼科を紹介しました。
札幌でレーシックやICLの治療を受けるにあたって、クリニック選びで抑えておきたいポイントは以下のとおりです。
クリニック選びでもっとも重要なのが医師のスキルやクリニックの治療実績です。手術である以上、リスクは0ではありませんが、技術力の高い医師が在籍する実績豊富なクリニックなら安心して治療を受けられるでしょう。
レーシックやICLは手術だけではなく前後のケアが重要です。カウンセリングやアフターフォローが充実しているクリニックがおすすめです。手術当日だけではなく、前後も通院が必要になるため、自宅や勤務先からアクセスのよいクリニックを選んでください。
感染症のリスクを避けるためにも、衛生管理が徹底しているクリニックであることも大切です。また、手術を受けるにあたって気になるのが費用です。レーシックもICLも自由診療のため、クリニックによって料金が異なります。相場を把握したうえで、予算に合ったクリニックを選びましょう。
当記事で紹介しているのは、治療実績が豊富で前後のケアが充実した医療機関のみです。費用や通いやすさ等の条件を比較し、自分に合ったクリニックや眼科を選んでください。
名称 | 医療法人社団恩和会 旭川高砂台病院 |
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住所 | 〒070-8061 旭川市高砂台1丁目1番地22号 |
電話番号 | 0166-61-5700 |
FAX | 0166-61-5089 |
代表者理事長・病院長 | 横山恵一 |
開設年月日 | 昭和63年12月15日 (平成10年7月 医療法人社団 恩和会 設立) |
診療科目 | 内科/ 外科/ 整形外科/ リハビリテーション科 /透析科 |
病棟内訳 |
病棟数 104床・B棟2階 療養病床(医療療養病棟)50床 |